ブログ 七転び八起き

司法書士試験合格までの9年間を綴ったブログです。

八回目で念願の司法書士試験合格

民法 総則

【スキマ時間で民法総則⑬】時効の完成猶予、更新

前回のおさらいはこちらから。 時効の完成猶予とは、時効の完成が一定の期間猶予されること。時効の更新とは、時効期間がリセットされること。 ①裁判上の請求、支払督促、訴え提起前の和解、破産手続等への参加が行われた場合、その手続きが終了するまでの間…

【スキマ時間で民法総則⑫】消滅時効

前回のおさらいはこちらから。 消滅時効とは、ある権利が行使されないまま一定の期間を経過した場合に、その権利が消滅する制度のこと。 ①権利の中でも、( )は消滅時効にかからない。 正解 所有権 ②債権は、債権者が権利を行使することができることを知っ…

【スキマ時間で民法総則⑪】取得時効

前回のおさらいはこちらから。 取得時効とは、一定の期間、要件を満たしながら物の占有を継続した場合に、その物の所有権を取得できる制度のこと。 ①取得時効の要件は( )年間、所有の意思をもって平穏かつ公然と他人の物を占有することである。 正解 20 ②…

【スキマ時間で民法総則⑩】条件・期限

前回のおさらいはこちらから。 条件とは、法律行為の効力の発生・消滅を、将来の不確定な事実にかからせる旨の付款のこと。 ①条件を付すことができない法律行為は( )と( )である。 正解 身分行為・単独行為 ②法律行為の効力の発生を、将来の不確定な事実…

【スキマ時間で民法総則⑨】無効・取消し

前回のおさらいはこちらから。 無効とは、法律行為が成立したように見えるが、何らかの原因により最初から法律効果が発生しないこと。 取消しとは、法律行為の効力がいったん生じたが、取消権者が取消しの意思表示をすることにより、最初から無効となること…

【スキマ時間で民法総則⑧】無権代理・表見代理

前回のおさらいはこちらから。 代理権がないにも関わらず、代理人として法律行為をすることを無権代理という。 ①代理権を有しない者が他人の代理人として契約は、本人が( )しなければ、本人に対してその効力を生じない。 正解 追認 ②無権代理行為について…

【スキマ時間で民法総則⑦】代理・復代理

前回のおさらいはこちらから。 代理とは、他人が本人に代わって法律行為をし、その効果が本人に帰属することをいう。 ①代理の要件は( )と( )があることである。 正解 代理権の存在・顕名 ②代理人は( )は必要であるが、( )は必要ではない。 正解 意思…

【スキマ時間で民法総則⑥】詐欺・強迫・意思表示その他

前回のおさらいはこちらから。 詐欺・強迫による意思表示は取り消すことができる。 ①詐欺により意思表示した場合、その意思表示を( )。 正解 取り消すことができる ②第三者が詐欺を行った場合、意思表示を取り消すことができるのは( )に限られる。 正解 …

【スキマ時間で民法総則⑤】心裡留保・虚偽表示・錯誤

前回のおさらいはこちらから。 心裡留保とは、表意者がその真意ではないことを知ってした意思表示のことである。 ①心裡留保の効果は原則として( )である。 正解 有効 ②心裡留保の効果が例外的に無効となるのは、相手方が( )または( )の場合である。 正…

【スキマ時間で民法総則④】不在者・失踪宣告

前回のおさらいはこちらから。 従来の住所または居所を去った者がその財産の管理人を置かなかったときは、家庭裁判所は、利害関係人または検察官の請求により、その財産の管理について必要な処分を命ずることができる。 ①不在者の管理人が、保存行為や、代理…

【スキマ時間で民法総則③】制限行為能力者の相手方の保護

前回のおさらいはこちらから。 制限行為能力者と取り引きをした相手方は、その行為が有効となるか無効となるかがわからず、不安定な状況におかれることとなる。 (今は有効でも、取り消されれば行為時に遡って無効になるから。) そこで、制限行為能力者の相…

【スキマ時間で民法総則②】成年被後見人・被保佐人・被補助人

前回のおさらいはこちらから。 成年被後見人とは、精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く状況にある者であり、家庭裁判所の後見開始の審判を受けた者をいう。 ①後見開始の審判を受けた者は、保護者として( )が付される。 正解 成年後見人 ②成年被後…

【スキマ時間で民法総則①】権利能力・意思能力・行為能力・未成年者

権利能力とは、私法上の権利義務の主体となることができる地位または資格のこと。 ①権利能力を有するのは( )と( )である。 正解 自然人・法人 ②胎児の権利能力について、胎児は次の三つの場合について「既に生まれたものとみなす」。その三つの場合とは…

【民法総則】意思表示について詳しく

今日は前回に引き続き、民法の総則を勉強したいと思います。 わたしたちの日常生活に、契約は多く存在します。 例えば、スーパーでの買い物も、「買います」「売ります」の売買契約です。 アパートを借りるのは賃貸借契約です。 これらの契約は、契約自由の…

【民法総則】不在者制度と失踪宣告制度について詳しく

今日は民法総則の「不在者制度」と「失踪宣告制度」について勉強します。 1.不在者制度とは ①不在者とは ②不在者管理人の権限とは 2.失踪宣告制度 ①普通失踪 ②特別失踪 ③失踪宣告の取消し 1.不在者制度とは ①不在者とは 人は、一定の生活の本拠を中心…

【民法総則】権利の主体について詳しく

今日は民法について勉強します。たぶん、法律を勉強する方が一番最初に勉強する法律ではないでしょうか。 民法とは、個人間の関係を調整する法律です。 1044条まであります。 民法は、大きく分けて「財産法」と「家族法」に分けられます。 所有・売買・…