前回のおさらいはこちらから。
時効の完成猶予とは、時効の完成が一定の期間猶予されること。時効の更新とは、時効期間がリセットされること。
①裁判上の請求、支払督促、訴え提起前の和解、破産手続等への参加が行われた場合、その手続きが終了するまでの間、時効の完成は( )。
正解 猶予される
②裁判上の請求、支払督促、訴え提起前の和解、破産手続等への参加が行われた場合に、確定判決等で権利が確定した場合は、時効は( )。
正解 更新する
③裁判上の請求、支払督促、訴え提起前の和解、破産手続等への参加が行われた場合に、権利が確定することなくその事由が終了した場合は、その終了の時から6か月を経過するまでの間は、( )。
正解 時効の完成が猶予される
④強制執行、担保権の実行、民事執行法第195条に規定する担保権の実行としての競売の例による競売、財産開示手続があった場合、その手続きが終了するまでの間、時効の完成は( )。
正解 猶予される
⑤強制執行、担保権の実行、民事執行法第195条に規定する担保権の実行としての競売の例による競売、財産開示手続があった場合、その事由が終了したときは時効は( )。
正解 更新する
⑥強制執行、担保権の実行、民事執行法第195条に規定する担保権の実行としての競売の例による競売、財産開示手続があった場合でも、申し立ての取下げ等によりその事由が終了した場合は、その終了の時から6か月を経過するまでの間は、( )。
正解 時効の完成が猶予される。
⑦仮差押えがあった場合、仮差押えが終了した時から6か月を経過するまでの間は、時効は( )。
正解 完成しない
⑧催告があった場合は、その時から6か月を経過するまでの間は、時効は( )。
正解 完成しない
⑨催告により、時効の完成が猶予されている間に再度の催告をした場合、時効の完成猶予の効力を( )。
正解 生じない
⑩権利について協議を行う旨の合意が書面でされたときは、次に掲げるいずれか( )時までの間、時効の完成は猶予される。
正解 早い
1 その合意があった時から、( )を経過したとき
正解 1年
2 その合意において当事者協議を行う期間を定めたときは、その期間経過時
3 当事者の一方から相手方に対して協議の続行を拒絶する旨の通知が書面でされたときは、その通知の時から( )を経過したとき
正解 6か月
⑪協議を行う旨の合意により、時効の完成が猶予されている間に、改めて権利に関する協議を行う旨の合意をしたときは、さらに時効の完成は猶予される。
ただし、当初の時効期間が満了すべき時から通算して、( )を超えることはできない。
正解 5年
⑫時効の更新は( )によっても生じる。
正解 権利の承認
時効の援用とは、時効の利益を享受しようとするものが、その旨を主張する行為のこと。
①保証人は、主たる債権について消滅時効を援用することが( )。
正解 できる
②抵当不動産の第三取得者は、その抵当権の被担保債権について、消滅時効を援用することが( )。
正解 できる
③債務者に対し、債権を有している一般債権者は、ほかの債権者が債務者に対して有する債権の消滅時効を援用することは( )。
ただし、債務者が( )である場合は、債務者に代位して消滅時効を援用することができる。
正解 できない・無資力
時効の利益の放棄とは、時効の利益を享受しないという意思表示のこと。
①時効の利益は、あらかじめ放棄することが( )。
正解 できない
②時効の利益は、時効が完成した後に放棄することが( )。
正解 できる
③消滅時効の完成を知らずに、権利の承認した場合、時効の援用権を( )。
正解 喪失する