今日は、amazonでもプレミアものになっている本を入手しました。
こちらです。
単行本なのに、お値段なんと・・・中古で現在35,000円。
中古品が何冊かあるけど、最低価格が35,000円って凄いですね!
藤田田さんの「ユダヤの商法」です。
流石に購入はできないですが、図書館で予約して、約2か月待ちました^^
今日は、そんな1冊をご紹介したいと思います。
迫害され続けたユダヤ人
ユダヤ人とはユダヤ教徒を信仰する人種です。
キリストが現れる前の旧約聖書、キリストが現れた後の新約聖書でいうと前者です。
ユダヤ人は2000年にわたり宗教的な迫害をうけたり、人種差別をされてきましたが、その中でも顕著な経済活動を行ってきました。
厳しい戒律と金銭感覚に優れたバランス感覚を有するため、追放されつづけてきました。
金融王のロスチャイルドをはじめ、ユダヤ人には優秀で裕福な人が多いイメージがありますが、その背景には迫害され続けた悲しい歴史があります。
ユダヤ人は、その中でも資本を支配することで世の中を渡り歩いてきました。
ノーベル賞の受賞者の数も非常に多く、勤勉な人種としても知られています。
著者の藤田田(ふじたでん)さんとは?
藤田田さんは、「マクドナルド」や「日本トイザらス」の創始者です。
複利で預金することで、預貯金を増やしたり、面白い人だと思いました。
なんか、実験的にいろいろと挑戦してるような感じを受けます。
本書によると、ユダヤ人のすごさを実感したのは、GHQの通訳としてバイトしていたときだとか。
ユダヤ人の兵士が、他の兵士に比べて金回りがよいことを発見し、なぜなのか調べてみた・・・というのが始まりです。
肌で感じて、大胆に行動する、日本人にしては珍しいタイプではないでしょうか。
ソフトバンクの孫社長が、高校生のとき藤田田さんにアドバイスを受け、コンピューター関連で大成功を収めました。
まさに、先見の明を持った人だったのですね。
わたしも、藤田さんに会ってみたい。
と思いました。
(2004年に亡くなられているそうです。遺産の総額は約491憶円だったそうです;)
ユダヤ人の商法で気になったものをピックアップしてみました!
①78対22の宇宙の法則
これ、なんか都市伝説のテレビでやってました。
例えば、正方形に内接する円の面積と、残りの面積の割合。
空気を構成する窒素と酸素の割合。
人間の体を構成する、水分とその他の物質の割合。
これ全部、78対22なのだそうです!
儲けの法則も、これに通じるそうなのです。
へぇ~!!って感じですね。
②「きれいな金」「きたない金」はない
日本人は金儲けをするときにも、金の氏素性についてやかましい。水商売とか、連れ込みホテルなどからあがる金は「きたない金」、コツコツ働いて不当に安く支払われた労賃は「きれいな金」というふうに区別したがる。私にいわせるなら、これほどナンセンスな考え方はない。
出典元「ユダヤの商法」藤田田
・・・つまり、日本人は島国で、他国やほかの民族から迫害を受けたこともなく、和を重んじる人種ですからね。
「お金を稼ぐ」よりも「人様にどう見られるか」を重んじる人種だから仕方ないと思います。
海外の人から日本人をみると、勤勉で貧乏性な人種にうつると思います。
わたしだって、そんな人種であっても、日本人であることに誇りに思ってるんだから、いいのだ。
③女を狙え
なんか、キャッチコピーがさすが1970年代って感じですね!
この本、初版が1972年なので45年前に出版されたものなのです。
半世紀近く経って、これだけ価格が高騰するということは、それだけ欲しい人がいるということなのでしょうか??
ユダヤ五千七百年の歴史が教えるところでは、男というものは働いて金を稼いでくるものであり、女は男が稼いできた金を使って生活を成り立たせるものである。
出典元「ユダヤの商法」藤田田
・・・たしかに。
お財布を奥様が握るのは、どこの世界も世の常ということなのでしょうか!?
世界のお財布事情ってどうなってるんですかね???ということで、ちょっと調べてみました。
・・・結果、欧米では共働きが多く、財布は別口が多いそうです。
離婚も多いので財産分与を前提に考えると、分けているほうが楽だそうです。
なんかドライだなぁ。
(参考サイト 世界のビックリ「家計簿事情」(プレジデントオンライン) )
でも、旦那さんが平日仕事で一生懸命になって働いているときも、奥さんはママ友とちょっと贅沢なランチ、というのは昔からよくあることだと思います。
でも日本も少しずつ、夫婦の在り方が欧米化してきていますよね。
④暗算を得意にしろ
ユダヤ人は暗算の天才である。暗算が早いというところに、彼らの判断が迅速であるという秘密がある。
出典元「ユダヤの商法」藤田田
・・・あぁ、また出ました。
そうだよね、数字に強いのは商売の基本ですよね。
暗算超ニガテなんですよ。
でも、これは脳トレと思って、なんとか対策法を考えてみます!
でも、どの本をみても、数字に強くなるのは必須と書いてありますね。
重要なことはどの本にも書いてあるはずなので、これは真理なのでしょう。
⑤金持ちから流行させろ
品質はむしろ国産品のほうがよいとわかっていても、日本人は倍以上も高い金を払って舶来品を買おうとする。つまり、我々が高い正札をぶらさげていても、日本人は喜んで買ってくれる。
出典元「ユダヤの商法」藤田田
日本人の舶来品コンプレックスですね!
もう、福沢諭吉先生も言ってたよ。そんなの、おかしいって。
でも、数年前の使わなくなった高級ブランドのバッグを捨てられないんだ!!
いろんな意味で、自分に本当の自信を持たなければ、資本主義ではカモにされちまうということなんだな!
なんか、わたしも同じ服を制服みたいに、数着持ってみるとか、やってみようかな。
いやいや、だって、秋冬の新作とか、素直に心躍ってしまうのは否定できないできない。
ユダヤの商法を読んでみて
ユダヤ人が、迫害という歴史の中で生き残るために、資本を支配するために、どのように商業や金融を発展させてきたか、読んでわかった気がします。
結局、お金というモノの価値を正しく測り、分析や計算をしながら増やしていくことが彼らの生き残るための手段だったのだなぁ・・・とつくづく思いました。
島国の日本人には、体質的に向かない人も多いのではないかと思いますが、お金から自由になりたいわたしにとっては、参考になる部分がたくさんありました。
彼らは、徹底してお金を減らさない工夫をすることに心血を注いでいる。
むしろ1円でも増やすために、当たり前のように頭を使っている。
その頭の使い方が、その姿勢がほかの人種と異なるのかもしれません。
購入しなくても、意外に身近な図書館にあるかもしれません!
気になられた方はぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。
では、また~!!