今日も勉強法について書かれた本をご紹介します。
この本は、私も色々と勉強方法を考えていたときに出会ったのですが、今まで私が学生時代にしていた勉強方法と全然違いました。
それだけに衝撃でしたが、考え方が画期的だったので、挑戦したくなりました。
勉強って、頑張って努力することが大切だと思っていたのですが、ちょっとしたコツで頑張らなくても合格することができるのです。
今まで勉強したことがない、新しい分野の学習にチャレンジしようと考えている方にも是非参考にしていただけたらと思います。
かく言うわたしも、試験再チャレンジなので、改めてこの方法についてまとめてみました。
ということで、今日の1冊はこちらです!
宇都出雅巳さんの、「合格る思考」です。
目次
00合格る思考はどのように生まれたのか?
第1章 合格る思考①”加点思考”
01 「加点思考」と「減点思考」
02 加点思考は成功の”王道”
03 加点思考でハッキリとして「点」を作れ
第2章 合格る思考②”具体思考”
01 「具体思考」と「一般思考」
02 「わからないこと」と「わかること」に「分ける」
03 愛につながる具体思考
04 具体思考は一歩踏み込めるかがカギ
第3章 合格る思考③”全体思考”
01 「全体思考」と「部分思考」
02 わかるところからやるほうが効率的
03 問題集やテキストは先に全体像を把握しよう
第4章 合格る思考③”確率思考”
01 「確率思考」と「個別思考」
02 試験勉強はわかるところを見付けるゲーム
03 わかろうとしないでとにかく繰り返す
04 淡々と分けることがわかることへの近道
第5章 合格る思考⑤”仕組思考”
01 「仕組思考」と「努力思考」
02 やる気に左右されず勉強する仕組みを作る
03 条件型計画のススメ
04 試験勉強にはまる仕組みは素早く明確なフィードバック
05 試験勉強を「気持ちよく」しよう
第6章 合格る思考⑥”質問思考”
01 「質問思考」と「解答思考」
02 わからにことは「問い」に変える
03 「質問」がわかるための準備になる
04 「わからない」を「何だろう?」に変える
05 質問で意識をコントロールする
第7章 合格る思考⑦”行動思考”
01 「行動思考」と「計画思考」
02 失敗を喜べるようになれば「学び」は加速する
03 綿密な計画よりもとにかく行動
04 わからない自分と恐れず向き合う
05 勉強するほど合格に近づく
1.型破りな「頑張らない勉強法」
勉強といえば、努力するもの、苦しいもの、頑張らなければいけないもの、と考えている方も多いと思います。
わたしもそのなかの一人です。
そして、勉強をするならできるだけ高得点を狙おうと思います。
だから、できないところがあると不安で仕方なくなります。
できないところにもの凄い時間をかけてしまうわけです。
でも、それはあまりよい事ではありません。
この勉強法では非常に費用対効果が考えられていて、学習者が陥りやすい心理的な罠にひっかからないために、どうすればよいか、わかりやすく書かれています。
脳は大雑把に少しずつ記憶・理解し、繰り返していく中でだんだん細かいところを記憶・理解していきます。
ざっくり、ざっくりと繰り返していく中で、少しずつでも覚えていること、理解していることが増えていきます。しかし、減点思考では、わからないこと、できていないことに注目してしまうあまり、せっかくのそういった部分が流されてしまうのです。
なんてもったないことだと思いませんか。
この、少しでもわかっていること、覚えていることを捨てずに増やしていくことが、試験勉強では非常に大事になります。
出典元 宇都出雅巳「合格る思考」
特に、わたしが目指している法律系の資格では、覚えることが多いです。
1日に覚える量と忘れる量が同じぐらいな気がしますw
そこで、ざっくり、繰り返して理解・記憶することが、遠いようで実は近いということなのです。
ただ、そこで、できていないところに気をとらわれてしまうと、貴重な勉強時間が無駄に減ってしまいます。
宇都出さんの提唱するのは「高速大量回転法」です。
何度も何度も、素早く繰り返す。
頑張って、すぐにわかろうとしない。
画期的な勉強方法です。
わからない、できていないと思うところも、もちろんできるようになります。
ただ、今すぐわかろうとしないのが、コツなのです。
わからない箇所はあっさり飛ばし読みしても、しつこく繰り返し、接触を図るのです。
その中で、最初は箸にも棒にもかからなかったところも、だんだんと意味が捉えられるようになってくるのです。
出典元 宇都出雅巳「合格る思考」
学生のころ、「わからないことはそのままにしない」と教え込まれてきたので、それを忠実に守っている方も多いと思います。
しかし、時間が限られている中で、働きながら試験を受けようとしている方は、効率的な勉強を行わなければなりません。
わからないことは、その場で慌てて、いちいち調べない。
とりあえず、先を読む。
読み進めるうちに、後から「あれはこういうことだったんだ!」ってわかるようになってきます。
(ただし、何度も読まないとわかるようにならないので注意です)
「今すぐわかりたい」は「今すぐ儲けたい」と同じと宇都出さんは言われてますが、なんか、その気持ちすごく分かりますw
2.自分が「何ができて何ができていないか」を知ろう
これは、いろいろな物事に通じることだと思います。
自分が、何をゴールにしているのか、現在地はどこなのか。
目的を達成するためには、相手と自分をよく知ることが大切だと思います。
具体的思考をしていくためには、しっかり対象と向き合っていくことが大事になります。これを最初の恐怖心、抵抗感に負けて向き合うことを避けていくと、その恐怖心はどんどん大きくなっていきます。
出典元 宇都出雅巳「合格る思考」
わたしが数字が苦手なのも、多分、最初が悪かったのだと思います。
小学生でつまずいてます。苦手意識を作ってしまったからです。
じっくり向き合って、練習していれば、もしかすれば理系になってたのかもしれませんw
パソコンが苦手な年配の方も、丁寧に教えてもらって、しっかり向き合えばそのうちパソコンが好きになることもあります。
結局、恐怖心に負けず、対象を好きになりながら、自分が分かるところ、分からないところを把握していくことが勉強ということなんでしょうね!
3.全体像を把握することが大切
そのほか、本にはすぐに全体思考に入るための格好の材料がじつは用意されています。これが残念ながら、試験勉強ではあまり活用されていないのですが、それが何かわかりますか?
それは「目次」です。目次はそれを眺めることで、全体を見渡し、全体思考に一気にシフトさせてくれます。
出典元 宇都出雅巳「合格る思考」
自分が、いま全体のうちの、どこを勉強しているのか。
それを意識できるのとできないのとでは、勉強の効果は異なってきます。
最初のうちは、全体の構造を把握しながら、対象のどの部分を勉強しているのかを意識することが、内容を細かく理解することより重要になってきます。
そのために、是非とも活用したいのが、目次です。
わたしも、目次は別に印刷して、すぐに見られるようにしています。
4.やる気に振り回されないために
「よーし、頑張るぞ!!」
と気合いを入れても勉強が続かない。
誰にでもあることだと思います。
それは何故か??
気持ちで勉強しようとしているからです。
「頑張る」ということのデメリットは、「気持ちが萎えてしまったら、行動できなくなること」だと思います。
理想は、やる気の有る無しに関わらず、淡々と、どんな質・量でもいいので、とにかく勉強することです。
この「どんな質・量でもいいので」というのもポイントです。
自分が理想とする質や量にこだわると、「ダメだ」というネガティブメッセージを自分に出してしまい、やる気を上げるどころか下げてしまいます。
そして、「ダメだ」と思っていたレベルよりも、さらに低い質や量の勉強になってしまうのです。
勉強の理想を言えば、食事をするように、さらには呼吸をするように勉強することです。
出典元 宇都出雅巳「合格る思考」
・・・耳が痛いです。
わたしは、勉強を始める前に計画を立てます。
計画を立てるということは、気合が入っている証拠なんですw
一日〇時間。
決められた時間を達成すると、気分がいいです。
でもできないような時間を目標に設定するから、どんどんしんどくなって、できなくなって、最後はガス欠になります・・・
それよりも、毎日勉強時間とか意識せず、呼吸をするように勉強をした方が強い・・・!!!
「貴様らの頑張りすぎだ」ってシャアのセリフがグルグル回りますがw
・・・脱線しましたが、以上、合格するための思考法をまとめた宇都出雅巳さんの「合格る思考」をご紹介しました。
合わせて、「合格る技術」という本も出版されていますので(わたしも持っています。)、社会人で時間があまりないけれど、資格取得を目指したいと思っている方におすすめの1冊です!
では、また~!!