東尋坊殺人事件まとめ 全員に実刑判決

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東尋坊殺人事件 概要

 

日時 2019年10月18日午後6時頃

被害者 滋賀県東近江市・嶋田友輝さん(当時20)

 

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逮捕・起訴 合計7人

滋賀県長浜市・とび職 上田徳人(当時39)

滋賀県長浜市・とび職の少年(当時19)

滋賀県彦根市・無職少年(当時19)

滋賀県彦根市・アルバイト少年(当時19)

滋賀県多賀町・とび職の少年(当時17)

滋賀県大津市・通信制高校の男子生徒(当時17)

滋賀県大津市・通信制高校の男子生徒(当時17)

 

2019年10月19日早朝、福井県坂井市の東尋坊の海で嶋田友輝さんが遺体で浮いているのが見つかった。

死因は崖下で頭を強く打ったことによる脳挫傷。

 

2019年11月24日、滋賀県捜査一課と少年課などが少年を中心に計7人を再逮捕した。

逮捕容疑は、共謀し嶋田さんを東尋坊の崖から飛び降りさせ死亡させた、殺人容疑である。

7人は東尋坊で嶋田さんを直接押してはいないが、嶋田さんは暴行を受けて抵抗できない状態にあったことなどから、嶋田さんは殺害されたと判断した。

 

 

東尋坊殺人事件の経緯・凄惨な暴行の内容

 

起訴状などによると、主犯格とされるのはとび職の少年(当時19)。

2019年10月8日、主犯格の少年は嶋田さんのせいで暴力団関係者とトラブルになったことに腹を立て、別の少年一人と一緒に滋賀県内のカラオケ店で、殴る蹴るの暴行を加えた。

嶋田さんはろっ骨を骨折。

嶋田さんへの暴行はその後も断続的に行われた。

 

2019年10月16日、嶋田さんが暴力団関係者に主犯格の少年の居場所を電話で伝えたことに腹を立て、他の少年ら合わせて5人で再び殴る蹴るの暴行を加えた。

その内容は「火のついたタバコを鼻に入れる」「バットで殴る」「路上に横たわらせ車で足をひく」など凄惨なものだった。

 

後日行われた彦根市のアルバイト少年(当時19)の公判で、嶋田さんの遺体を司法解剖した解剖医は「受けた痛みは相当で、少年らの暴行だけでも十分死に至る危険性があった」と証言。

嶋田さんの顔は輪郭が分からなくなるほど腫れあがり、全身が赤紫色に変色していたほか、煙草を押し付けられたとみられる無数の傷跡があったと説明した。

 

嶋田さんの知人の通報により、嶋田さんへの暴行が発覚するのを恐れた少年らは嶋田さんを乗用車のトランクに監禁し、18日の午後6時ごろ福井県の東尋坊にて「はよ、落ちろや」と飛び降りて死ぬように命じた。

 

凄惨な暴行と長時間による監禁により、肉体的にも精神的にも追い詰められた嶋田さんは、崖から飛びおり頭部打撲を伴う脳挫傷で死亡した。

19日の早朝に、東尋坊の海に遺体で見つかることとなる。

 

 

大津地方裁判所 主犯格の元少年に懲役19年

 

2021年7月14日、大津地方裁判所で主犯格の元少年に求刑通り懲役19年の実刑判決が言い渡された。

この事件では他の少年ら6人が殺人罪などの罪で起訴され、うち5人が確定、1人が控訴している。

主犯格の元少年も含め7人に実刑判決が言い渡される結果となった。

 

裁判で大西直樹裁判長は「東尋坊を殺害場所とするなど、重要な意思決定を行い終始主導的な役割を果たした。犯行グループの中で最も重い責任を持つ」と指摘。

主犯格の元少年が「嶋田さんのせいで暴力団関係者とトラブルになって腹が立った」と説明していた点には「全く落ち度のない男性に対する責任転嫁というほかない」と一蹴した。

 

「被害者の人格を否定し、尊厳を著しく踏みにじった」「心を殺した上、肉体も殺す残酷なもの。わずか20歳で命を奪われた精神的苦痛は計り知れない」と指摘し、検察の求刑通り懲役19年を言い渡した。

 

弁護側は、控訴するかどうかは「今後話し合って決める」とした。