今日は、わたしもブログを始めたばかりなので、どのような事に気をつけるべきかということを知りたくて、手にした1冊をご紹介します。
久保田裕さん、小梶さとみさんの「人生を棒に振るスマホ・ネットトラブル」です。
ネットを使用するときに知っておかなければならないこと
本文で詳しく説明していきますが、以下の3点を知らずに使うと人生を棒にふることになりかねません。
①一度ネット上に投稿した画像や発言を消すことは困難です。
②投稿はあっという間にネット上に拡散し、回収はほぼ不可能です。
③実名が突き止められネット上でさらされる可能性があります。
油断大敵。
ネット社会は大小の穴だらけ。巧妙な罠も仕掛けられています。
出典元 久保田裕・小梶さとみ『人生を棒に振るスマホ・ネットトラブル』
怖いことに、このようなことを十分に意識せず、トラブルに巻き込まれてしまう ケースは数多くあります。
ひとつの投稿で一生が台無しに
本書では、まず、若者によるネットトラブルについて、事例が挙げられています。
問題点は、2つあります。
①未成年がツイッターに投稿する行為の重さを認識できていないこと。
②その情報を受け取った「匿名のユーザー」による無責任な反応です。
悪ふざけをツイートしたことで炎上することにより、どのような影響が生じるか、ということにもふれています。
さらには、店や企業の信用が失墜し、休業や閉店に追い込まれる結果となれば、それ相当の損害を被ったとして、企業側が悪ふざけ投稿をおこなった者に対して法的措置を検討することも当然ありえるでしょう。
出典元 久保田裕・小梶さとみ『人生を棒に振るスマホ・ネットトラブル』
法的措置って、損害賠償請求ですよね。
責任能力があれば、未成年でも損害賠償請求はされるでしょう。
たとえ、馬鹿なことをしてしまっても、ツイートで拡散さえしなければ、こっぴどく叱られるだけで済むかもしれないのに。
ほかにも「悪ふざけツイート」をすることで、承認欲求を満たすことと引き換えに、実名を特定され、永久にネット上からその情報を消せず人生を棒に振る可能性があります。
そのようなリスクをもっと認識できるように、家庭や学校での教育が十分に必要だと思いました。
本書では、親が子どもにスマホを買い与える際にどのようなことを話し合うべきか、具体的に記載されていますので、是非参考にしてみてください。
多様化するネットトラブル
上記は消費者庁のHPに掲載されたデータです。
オンラインゲームの未成年者によるトラブルが倍増していることがわかります。
特に近年、増加しているネットトラブルで気になったものを挙げてみます。
①未成年のオンラインゲームによるトラブル
②アダルトサイト
③サクラサイト(なりすましによる詐欺)
④リベンジポルノ
⑤インターネット取引、オークション取引によるトラブル
⑥フィッシング詐欺・ワンクリック詐欺
聞き慣れない言葉もあり、未成年に限らず大人でもひっかかってしまうようなトラブルが多くあります。
でもさぁ、フィッシング詐欺みたいに、本物のサイトを装って、「アカウントの有効期限が近づいています」という表示を出して、口座番号や個人情報を盗み取る手口をつかわれたら、もうお手上げじゃね・・・?(汗)と内心怖いです。
(でも、ぜったい、悪いやつにはバチがあたるぜ!!!と思ってます。これはホント)
未然にトラブルを防ぐためにも、セキュリティ対策は、しっかりしておかなければいけないですね!
トラブル防止に必要なのは
IT化、グローバル化がすすんで、便利になる反面、トラブルも発生しやすい現代。
ひとりひとりが、正しく情報を取捨選択し、家庭内でもリスク回避をするために、危機管理をすることが求められると強く感じました。
最後に、「人生を棒に振るスマホ・ネットトラブル」より、私たちが意識すべきことを引用します。
①ときには、スマートフォンやインターネットと物理的な距離をおく
②人に見られて恥ずかしい写真は撮らない、撮らせない、送らない
③投稿する前に深呼吸。投稿にふさわしい情報・ことばづかいかどうかを見極める
④無責任にリツイートやシェア、「いいね!」をしない
⑤SNS上のつながりに期待しすぎない。SNS上のつながりにストレスを感じたらすぐにネットから離れる
⑥その情報が正しいかどうか、取捨選択できる能力を身につける
多くの人と楽しく繋がって、快適なネットライフを過ごすためにも、基盤を整える必要を今回、強く感じたのでした!
本書では、他にもネットいじめやSNSの問題点(依存症)、著作権に関する事例が記載されています。
お子さんをもつ、親世代が読んでおくと安心の1冊だと思います!!
では、また~!!