今日は個人的に勉強している法律のなかから、会社法についての本を読んでみました。
会社法とは
法律も数多くの種類がありますが、そもそも、法律とはなんでしょうか?
漠然と、ただ「守らなければならないもの」ということはわかります。
守らないとどうなるか?法律とはだれが決めるものなのか?
法律とは、権限のある立法機関によって制定されたものです。
日本では、国会によって制定されます。
でも、その国会の議員は国民が選んでいるので、国民の代表が制定しているということです。つまり、法律は、国家権力によって作られ、国民の権利や自由を制限するものです。
じゃあ、その国家権力が暴走したら?国民の権利は不当に制限されてしまいます。
それを抑制するために用意されているのが、憲法です。
憲法によって国民の人権は守られる仕組みになっています。
そのうち、私人(公人の反対語)と私人の間の権利関係を調整している法律が「民法」です。ただ、企業に関しては、個人としては考えられないような問題が生じるため、特別に商法(会社法)が民法に優先して定められ、適用されています。
会社について関係する法律は、商法以外にも数多くありますが、会社法は主に株主と会社債権者の利害関係について調整する役割を果たします。
では、株主ってなんでしょうか?
会社法的に言えば、会社を所有する立場にあることです。
会社は、社長(取締役)のものではなく、株主のものなのです。
従業員は、上司の顔色をうかがいます。上司は社長の顔色をうかがいます。
社長は株主の顔色をうかがいます。
上記のような形態ばかりではなく、株主が、自ら社長をする会社もあるので一概にはいえません。
しかし、上場会社では株主が、経営センスの優れた人を雇います。
「取締役として、うちの会社の業績を上げてくれ!!」というシステムになっています。
なので、失敗してしまった取締役は、株主総会で「すみませんでした」と謝ります。テレビでもときどき放送されますね。
誤解をおそれず、わかりやすく説明するとこのような仕組みになっています。
会社法の歴史
会社法が制定されたのは、平成17年です。
その後も改正がされています。
平成26年にはコーポレート・ガバナンスを強化するために改正されています。
会社法は、はっきり言って条文を読んでも、わかりにくいです。(汗)
そこで気になる本を読んでみました。
神田秀樹さんの「会社法入門」です。
本書では第1章では、商法から会社法へ、時代の変遷とともにどのような背景があり、制定するに至ったのか。
第2章~4章では、株式会社の機関・資金調達・設立から組織再編、事業再生。
第5章では、会社法はどこへいくのか。
という内容が、国際的な視点、経済的な視点からも含めて書かれています。
入門って書いてあるけど、わたしにはちょっと難しかったです。
ただ、単に条文を勉強するだけではなく、どのような理由で制定・改正されてきたのかという背景を理解することは、法律の勉強を楽しくしてくれると思いました。
商法・会社法の歴史、アメリカや欧米との比較や、グローバル化・IT化によって日本がどのような影響を受けるか、会社法の日本での役割などが理解できたのはとってもよかったです。
これは、もう少し読み込んで、きちんとご紹介できるようになるまで、頑張ります!!
まだ、読んで「うんうんわかる」、のレベルではないので・・・汗
すみません、サクっと終わってしまいました!!
では、また~!!