自分は根っからの文系ですが、仕事をするうえで数字を使うことが多いです。
売上目標は?達成率は?
数字を覚えようとしても、なかなか頭に入らず苦労します。
数字に強くなくても、生きていけるさ!
そう思っていました。
しかし、経営者は数字に弱いとダメらしいです。
起業を夢見てるわたしには、避けては通れない問題らしいです。
数字に弱いとどんなデメリットがあるっていうのさ!?
数字って、なんか、アジケない気がしてどうも苦手なんですよね。
無機質というか。
だって文系だもん。
そもそも数字って何だ!?と思い購入した1冊。
小宮一慶さんの、ビジネスマンのための「数字力」養成講座です。
そもそも、数字力とは?
「数字力って何?」と思いつつ、本書を手にとっていらっしゃる方も多いと思います。漠然と「数字に強くなる?」と思っている方もいるでしょう。
でも、わたしは、数字力というのは、
1 把握力・・・・・・全体を把握する力
2 具体化力・・・・・・具体的に物事を考える力(これは発想力にもつながります)
3 目的達成力・・・・・・目標を達成する力
の三つが身につくことだと思っています。
―あなたの会社の年間売上げはいくらですか?
―先月の売上げはいくらでしたか?
社長なら答えられるでしょう。でも、意外と社員は知らないものです。もし、あなたが社長なら、社員に聞いてみてください。わたしのこれまでの経験では、おそらく半分以上の会社で、半分以上の社員の方が、自社の売り上げを知りません。
出典元 小宮一慶『ビジネスマンのための「数字力」養成講座』
わたしが数字が覚えられない理由は、本書によると会社への関心がないからみたいです。
「会社の業績」に実は「関心がうすかった」から覚えられなかったのか!!(笑)
そういえば、「自分の成績」は覚えることができてました。
目標達成まであと何%か把握してました。
給料に関係していましたからね(汗)
つまり、わたしは、いわゆる「できない社員」だったのだあぁぁ
うーん 恥ずかしいぃ
経営者に数字力が必要な理由が、わかった気がします。
数字力=「全体を把握し、具体的に戦略を立てて、目標を達成する力」
数字に強い人というのは、数字という概念をとおして物事を分析し、目標を達成するためのツールとして数字を使っているのです。
常識を疑え
ふと疑問がわきました。
目標達成のためのツールが数字だというところまでは理解できた。
ところで、ダイエットの目的って「見た目に美しくなること」ですよね?
なのに、何故か、「〇日で〇キロ痩せる」というダイエット広告が多い気がします。
果たして、「〇キロまで痩せる!」っていうダイエットの目標は適正なのか!?
「体重の減少=見た目に美しくなること」ではないから、本当は「体脂肪率〇%を目指す」とか「ウエスト〇㎝を目指す」の方が、目標としてはただしいのではないか?
なんかまわりが〇キロ痩せた!って喜んでるから、それを疑わなかった。
体重計の数値に一喜一憂してしまうけど、間違ってるのかもしれません。
痩せたらダイエット成功って思ってたけど そもそも目標が適正でないのかもしれませんね。
常識を疑う!
つまり、数字の見方を誤ると、間違った結論が出てしまうのです。
では、この場合、何が数字の見方を誤らせるのか、といったら、統計の知識もさることながら、わたしは、「常識」だと思います。
出典元 小宮一慶『ビジネスマンのための「数字力」養成講座』
「〇キロ痩せたらダイエットに成功」という巷にあふれる常識を、一度は疑ったほうがいいのかもしれません・・・
ウエスト〇㎝サイズダウンの方が、〇キロまで痩せるより、もっと建設的なのかもしれない!(もちろん〇キロ痩せる!でもよいと思いますが)
こういう視点で数字に関心をもてば、
数字って毛嫌いすべきものではないのかも。
数字には、まだまだ想像以上のことが隠れているようです。
自分が「できない社員」であったことが、改めてわかったことと(笑)
数字は奥が深くて、考え方を理解すれば、実はとてもおもしろいのかもしれない!という発見をしたのでした。
数字力は養成できる
この本には具体的に、数字力を養成するにはどうすればよいかが書かれていてとても楽しく読むことができます。
小宮さんクラスになると、数字の推測によって景気の先行きを予測することができるそうです。証券アナリストとか、憧れますよね!
数字に強い人が羨ましいなぁ・・・
いままで、自分がいかに物事を深く考えていなかったか、痛感します。
でも、この本に出会ってちょっと変われそうだ!
そして、小宮さんが優しいです。
数字オンチの気持ちを理解し、本のなかで優しい言葉をかけてくれます。
数字に苦手意識のあるビジネスマンのみなさん、投資に興味のある方にもぜひおすすめの1冊です!