ブログ 七転び八起き

司法書士試験合格までの9年間を綴ったブログです。

八回目で念願の司法書士試験合格

怒りたくない人必見。怒らないコツとは?

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 今日は、感情の整理術について読んでみたいと思います。

 

 

先日、禅についての記事を書きましたが、禅では「怒ってもよい」そうで、むしろ「自分が怒っていることを受け止める」ことが大切だそうです。

 

でも、怒ったあと、わたしは勝手に疲れてしまいます。

出来れば、怒らない自分になりたいです。

 

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脳か?知っている 怒らないコツ

 

 

感情的な人はみっともない・・・・・・だって!( ;∀;)

 

 

 

 

 

 

本の目次のご紹介

 

プロローグ なぜ怒ってはいけないのか

怒っても何ひとついいことはない

怒りとは「対処できない」という脳の悲鳴

怒りとは本来、苦手を伝えることで自分を守ってくれるもの

怒れる脳はミスをする

怒っている人は、他人を「拒絶」する

怒ってばかりいる人の脳は成長しない

怒りには、人生を良いほうに変える大きなチャンスが潜んでいる

 

第1章 怒らない人は「聞く耳」をもっている

「自分が正しい」と思うと、怒っていることに気づけない

成功した経営者は「聞く耳」を持っている

「聞く耳」が持てなくなりがちな、左脳優位の人

右脳優位の人は、自分の声が聞こえなくなる

親しい人に対しては、「聞く耳」が持てなくなる

同じレベルの相手には、自分の意見を押し付けたくなる

過去に受けた「心の傷」があると、「聞く耳」が持てなくなる

怒りを表すのは、甘えである

 

第2章 怒りを爆発させない技術

「続けない」「決めない」「進めない」で問題を一時棚上げする

刺激から離れて、脳が効率的に動くチャンスを待つ

怒りは筋肉にシフトして、燃焼させる

「できる」「わかる」で脳圧を下げる

愚痴や悪口は、怒りを助長する

尊敬する人、怒らない人の思考を借りる

「自分は困っている」と唱えれば怒りは消える

 

第3章 他人の怒りに感染しない

怒りは伝染する

「この人は困っている」と思うと、冷静になれる

「同情」は怒りを未然に防ぐ特効薬

怒っている人は、無条件で受け入れる

「事実化」すると、怒りに感染しない

視野を広げると、怒りの原因がわかる

ゆっくり話すことで、相手を落ち着かせる

「怒りに同調しない」という思いやり

 

第4章 イライラさせられる人への接し方

ウソをつかれたときは、「言」より「動」に注目する

親しい相手こそ、「自分は自分、人は人」と区別する

非常識な相手が目につくときは、「予想が外れただけ」と冷静になる

嫌味や批判で相手を見下す人は、怯えているだけ

男女の違いを理解する

女性は「言葉」にひっかかる

男性は「ルール違反」が許せない

「君はどうなの」と聞かれて、怒る男性、喜ぶ女性

イライラさせられる人のリストを作る

 

第5章 怒らない人がやっている毎日の習慣

怒らない人は、すぐに体が動く

「どうしたらいいか」ではなく、「何が問題か」を口グセにする

動くのを面倒くさがる人は、怒りやすくなる

一日1万歩以上歩いて、頭の疲れをリセットする

「べき」「はず」という思い込みをやめる

できることを積み重ねて、自信をつける

「感情」ではなく、「勘定」で動く

相手がしてくれたことは、すべてプラスにとる

「聞く空気」を身にまとい、他人を受け入れる

肩凝りを消して、脳の容量を増やす

ときには受診も必要

怒らなくてもいいとき、怒らなければならないとき

怒らないとき、怒るときは「損得」で考える

明確なビジョンは、怒りを檄に変える

 

 第6章 脳の枝を伸ばして、怒りの回路をリセットする

「怒りグセ」を消すと、新たな才能が開花する

特定の脳の枝が強くなると、怒りやすくなる

【怒り回路チェック①】しょっちゅう怒る人が身近にいる

【怒り回路チェック②】何事も決めつけたがるクセがある

【怒り回路チェック③】完璧主義、負けず嫌いである

【怒り回路チェック④】受験勉強に没頭していた

【怒り回路チェック⑤】脳構造や生活習慣から、自閉傾向がある

怒り回路をリセットする5つの方法

【怒り回路リセット法①】尊敬する「怒らない人」のそばにいる

【怒り回路リセット法②】他人のリスペクトできる面を、3つ見つける

【怒り回路リセット法③】「命令」ではなく「お願い」にしてみる

【怒り回路リセット法④】利き手とは逆を使い、脳の枝を伸ばす

【怒り回路リセット法⑤】新たな出会いを楽しむ

「怒り回路」のそばには、輝かしいポテンシャルが潜んでいる

 

エピローグ 穏やかなあなたにできること

軽やかで、穏やかな空気を提供できる人になる

 

 

 

 1.怒ることのデメリットとは?

イライラしたり、カリカリしたり、特に女性は感情的になりやすい生き物です。

湧き上がってくるこの感情を、どうやって否定すればいいんだ!?って感じです。

でも、怒ることにはデメリットがいっぱいです。

 

 たとえば、イライラしながらまとめた報告書が不備だらけだったり、同僚からの辛辣なメールに対してより辛辣な言葉で返信してしまったり。あるいは、勢いに任せて絶交したり、ムシャクシャしてつまらないものを衝動買いするなども同様です。

 こうしたミスは、怒りというストレスで脳圧が上がり、脳が非効率になっているせいで引き起こされます。

 

出典元 『脳が知っている怒らないコツ』加藤俊徳

 

 

怒ると脳が非効率になります。

また、もとの状態に戻るまでに30分から1時間はかかるそうです!

 

非効率になるばかりか、脳の成長も止めてしまいます。

脳内の酸素効率が低いと、脳の神経細胞同士をつなぐネットワークが繋がらないのです。

 

例えば、クリエイティブな仕事をしている人や、論理的な思考を必要とする人にとって、できるだけ脳の効率は良くしておきたいものですよね。

 

 

ほかにも、人間関係が崩壊したり、そのことにより家庭や職場の状況が悪化することもあります。

 

また、感情をコントロールできない自分に対して自己嫌悪に陥ることも考えられます。

 

 

 

 

 

2.怒らない人の特徴とは?

 

他人に対して、滅多に怒らない人もいます。

それはどんな人なのでしょうか?

 

「聴覚系脳番地」が発達している人です。

実は、これは成功している企業の経営者に共通した特徴です。

 

つまり、「相手が発した言葉を、相手が発した意味通りに捉えられる」人です。

 

相手はどんな意味でその言葉を発したのか?

それを正確に理解するのは難しいです。

 

以前テレビでやってたのですが、会社で文具品を購入した女性社員に上司が「これどこで買ってきたの?」と聞くと、女性社員は「なにか不都合がありましたか?」と聞き返し、同じシチュエーションで男性社員に上司が「これどこで買ってきたの?」と聞くと、男性社員は素直に「コンビニです」と答えていました。

 

「これどこで買ってきたの?こんな高かったの?」

「これどこで買ってきたの?そんなすぐに調達できるとは思わなかったよ」

といろいろな解釈ができますね。

 

 

 聴覚系脳番地が発達している人というのは、自分の主観を交えずに、相手の真意に則した聞き取りができると考えられます。そのため、双方の間に認識のズレがおこらず、ストレスなくものごとを進めることができるのでしょう。

 

出典元 『脳が知っている怒らないコツ』加藤俊徳

 

このような人はストレスなく、物事に対処できるそうです。

本書では、聴覚系番地の発達度を測るチェックリストがついています。

気になる方はお試しください。 

 

 

 では、怒らない人になるためには具体的にどうすればよいのでしょうか?

 怒りをコントロールするためのファーストステップは「怒りを噴出させる前に、自分の怒りに気づくことなのです。

 

これは、先日読んだ禅の本にも書いてありました。

精神鍛錬とは、我慢することでなく、自分の感情に気づくことだ。

 

 

つまり、まずは、「今、自分が怒っている!!」と気づかなければなりません。

 

 

そして、「親密な相手」ほど怒りを自覚しにくいので注意が必要です。

これは、近しい人といるときは「すでに相手はこちらのことをわかっているだろう」と認識して、気持ちを許しているせいで、脳が半分、寝ぼけているようになっているからです。こうした状態を、医学用語では、「脳の覚醒が低い」といいます。

 

出典元 『脳が知っている怒らないコツ』加藤俊徳

 

 

そういえば、殺人事件などは恋人関係、夫婦関係、親子関係が目立つ気がします。

2017年では半数以上が親族間で殺人(未遂も含む)事件が起きています。

 

親しい間柄だからこそ、「あの人は私を理解してくれている」ということが、前提になっていて、脳にバイアスがかかってしまうのでしょうね。

 

 

 

 

3.即効性のある怒りを鎮めるコツ

 

さて、思わずムッとしている自分に気づいたら、まず、すべきことがあります。それが「続けない」「決めない」「進めない」という3つの「ない」です。

 

出典元 『脳が知っている怒らないコツ』加藤俊徳

 

相手に謝ろうとしても、問題解決を図ろうとしても、脳のパフォーマンスが低下中のため、正常な判断ができません。

 

このような時は、問題を一時棚上げするのが有効です。

そして、自分を刺激する相手がら離れるのがよいでしょう。

 

頭に上がってしまった血液を全身に循環させるために運動をするのも有効です。

 

仕事中のイライラは、昼休みの散歩で解消させるなどがオススメです。

 

 

 

逆に、愚痴を他人に聞いてもらうのはオススメできません。

これはわたしも実体験があります。

 

怒りを共感してもらえると、少し安心するのはありますが、思い出して余計イライラしてしまったり、聞いてくれた相手を疲れさせたりしてしまうデメリットがあります。

 

特に家族など、「わたしの愚痴を聞いてくれて当然」と思ってしまう節がありますが、それは勘違いなのです。

 

 

結局のところ、怒りというのは「自分は困っている」というサイン――ただそれだけのことなのです。

 

出典元 『脳が知っている怒らないコツ』加藤俊徳

 

 

そっかぁ。

わたしはマックシェイクを飲もうとしたのに、飲めなくて、困ったから怒ってたのかぁ。

 

いい年してみっともないにゃ~

客観的に見たら、ちょっとわたし馬鹿でうけるww

 

 

 

4.1日1万歩以上歩いて、頭の疲れをリセットしよう

 

結局、怒りという感情は、自分がそれに対処できないということを気づかせてくれるものであります。

そして、怒りの感情を相手にぶつける行為は、いわゆる甘えなのです

 

気持ちのままに怒ることは、脳にとって非効率なものであるし、人間関係だって崩壊してしまう。

 

自分にとってデメリットだらけです。

 

そして、それを回避するために、意識的に体を動かすことは有効です。

 

 ちなみに、私は歩数計を持ち歩いていますが、「一日1万歩以上歩いたときは、怒らない」ということに、最近きがつきました。

 これが7千歩以下に落ち込んでいる日は、私の場合、恥ずかしながら、暴言がでやすくなります。会議でたくさん話をしたり、打ち合わせが続くと、伝達系がオーバーワークとなり、そうした領域で自制が利かなくなるようなのです。

 

出典元 『脳が知っている怒らないコツ』加藤俊徳

 

 一日一万歩以上歩くことで、頭も体も心地よく疲れて、怒ることも少なくなる。

これってすごくいいことですね。

 

 

 

 

以上、怒らないコツを見てきました。

本書ではほかにも、怒り回路が発達しやすい原因や、リセット方法が書かれています。

ぜひ、試してストレスフリーな生活を送りましょう!