学力の経済学【前編】

スポンサーリンク

こんにちは!

なおたろうです。

 

今日は、今人気の本、中室牧子さんの「学力の経済学」を読んでみました^^

 

f:id:naotarobook:20170823144020p:plain

 

 

 

 

人はだませてもデータはだませない

 「学力」の経済学

 

 

巷にあふれる子供の教育法について、「特定の個人の成功体験」を「あなたの子供」にも試してみて、というのは難しいハナシである。

 

子供の成功体験には様々な要因があり、なぜそうなったのかをデータに基づいて分析した方が、より確実性がある。というのが第一章の内容です。

 

たしかに、そうですね。

 

わたしは文系人間なので、どうしても主観的に物事を考えてしまうきらいがありますが、経済学では科学的な根拠が必要になります。

 

 まず、「どういう教育が成功する子どもを育てるのか」という、決して目に見えないものを数字で示します。

 

出典元 中室牧子『学力の経済学』

 

  

目次

第1章 他人の”成功体験”はわが子にも活かせるのか?

第2章 子供を”ご褒美”で釣ってはいけないのか?

第3章 ”勉強”は本当にそんなに大切なのか?

第4章 ”少人数学級”には効果があるのか?

第5章 ”いい先生”とはどんな先生なのか?

 

 

 

 

子供はどのように褒めればよいのか?

 

まず、以前勉強したアドラー心理学からは、子供に対する賞罰教育はNGだということがわかりました。

 

できたときに褒めて、できなかった時に叱る。というのはNG。

 

なぜなら、褒めてもらえなければやらない子に育ってしまう可能性があるからです。

 

単に褒めて育てるといっても、コツがあるんですね^^;

 

第二章では、どのように褒めて、どのようにやる気を伸ばすのか、について具体例を挙げながら説明がされています。

 

なかでも、印象深い事例をひとつ。

 

いままでに、何冊か読んだ本では、外的動機付けに対して否定的なものが多かったのですが、この本では「ご褒美で子供を釣る」のもOKとされています^^

 

 

子供が小さいうちは、トロフィーのように、子どものやる気を刺激するような、お金以外のご褒美を与えるのがよいでしょう。一方、同じ実験の中で、中高生以上にはやはりトロフィーよりもお金が効果的だったこともわかっています。

「ご褒美としてお金を与えてよいものか」と逡巡されるご両親もおられると思います。しかし、私は金額や与え方を間違わなければ、お金はそんなに悪いご褒美ではないと思っています。

 お金というご褒美を頭ごなしに否定するのではなく、金融教育も同時に行えば、子どもたちは、お金の価値に加えて、貯蓄することの大切さまでも学んでくれるのです。

 

出典元 中室牧子『学力の経済学』

 

これは、なるほどなぁ!!と納得させられました。

 

小さいうちから金融教育をすることは大切だと考えていましたが、ある意味、勉強によって得られるご褒美は、よい教材になるのかもしれません。

 

 

しかも、「良い点数をとったら」ご褒美をあげる、ではなく「本を一冊読んだら」ご褒美をあげる。

 

 

成果主義でなく、その過程を重視するのであれば、外的な動機付けでありながら、十分に内心的動機付けにもなりうる気がします。

 

 

他にも

「頭がいいのね」と「よく頑張ったわね」、どちらが効果的か?

「あなたはやればできるのよ」という褒め方はOKか?(答えはNG)

テレビゲームは子供に悪影響を及ぼすのか(答えは2時間以上はNG)

勉強しなさいに意味はあるのか?(答えはNG)

学力の高い友達の中にいると、どのような影響をうけるのか?

問題児がいる場合、クラスにどのような影響が生じるのか?

(結果的に学力が高すぎる友達も、問題児の友達も良い影響を与えない。同程度の学力の友達が一番らしい)

 

 

・・・上記のように、非常に多くの事柄について、しかも、親であれば

「実際のところ、どうなんだろう?」

と思うようなことについて、科学的根拠に基づいた回答が載せられています。

 

 

巷で流行の勉強法ではなく、科学的データに基づいているので、信頼がおけます。

 

 

これは、教育を人的投資と考えた場合にも、是非手元に置いておきたい一冊だと思います。子供が大きくなるまでに、忘れないようにしなけりゃな。

 

ということで、後半に続きます^^

 

 

つづきを読む:学力の経済学【後編】