学力の経済学【後編】

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こんにちは!

なおたろうです。

 

今日は昨日に引き続き、中室牧子さんの「学力の経済学」について、後半部分を読んでみたいと思います^^

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勉強よりも大切なこと

 

第三章では、IQや学力テストで測ることができる認知能力の他に、非認知能力と呼ばれる能力の重要性が説かれています。

 

牧室さんの記事を見つけましたので、詳しくはこちらをどうぞ。

人生の成功を左右する「非認知能力」とは

 

 ヘックマン教授らは、学力テストでは計測することができない非認知能力が、人生の成功において極めて重要であることを強調しています。また、誠実さ、忍耐強さ、社交性、好奇心の強さ―これらの非認知能力は、「人から学び、獲得するものである」ことも。

 おそらく、学校とはただ単に勉強をする場所ではなく、先生や同級生から多くのことを学び、「非認知能力」を培う場所でもあるということなのでしょう。

 

出典元 中室牧子『学力の経済学』

 

 

前半にも記述があったように、反社会的な行動を行う友人から、子供が悪い影響を受けていると感じれば、親ができることとして、良い環境を求めて引っ越すことも選択肢として考えられるそうです。

 

 

学校で学ぶのは単なる勉強だけではない。

だから、子供達の環境を軽視すべきではないのかもしれません。

 

 

まさしく、孟母三遷ですね。

 

 

他にも、注意点として

 目の前の定期試験で点数を上げるために、部活や生徒会、社会貢献活動をやめさせたりすることには慎重であるべきかもしれません。学力をわずかに上げるために、長い目でみて子どもたちを助けてくれるであろう「非認知能力」を培う貴重な機会を奪ってしまうことになりかねないからです。

 

出典元 中室牧子『学力の経済学』

 

ということが挙げられています。

 

学校での勉強とは、テストの点だけではない。

社会性を培うことも重視しなければならないということです。

 

 

 

 

日本の教育政策について

 

第四章では、日本の教育政策について、科学的根拠がないことが指摘されています。

 

 私が日本の教育政策について疑問に思う点は、これまで日本で実施されてきた「少人数学級」や「子ども手当」は、学力を上げるという政策目標について、費用対効果が低いか効果がないということが、海外のデータを用いた政策評価の中で既に明らかになっている政策であることです。

「教育の収益率に対する情報提供」や「習熟度別学級」のように費用対効果が高いことが示されている政策は積極的に採用せず、既に費用対効果が低いか効果がないことが明らかになっている政策を実施するのであれば、巨額の財政支出を行う前に、日本でまずその政策の効果測定を行ってからでも遅くはないのではないでしょうか。

 

出典元 中室牧子『学力の経済学』

 

うーん、つまり日本の教育政策は、現在、税金の無駄使い状態にあるということでしょうか?

 

このあたりを根拠のある数字として、計算するあたりが経済学の凄いところ。

 

 

決して目に見えないものを、統計立てて分析するという緻密な作業がどうも肌に合わないわたしは、少人数学級の費用対効果についての掲載データを見ただけでオエってなりました。

 

 

試しに、政府のHP(財務省)を見てみたところ、「少人数学級の費用対効果について具体的な効果が示された研究結果がないため、少人数学級に対して過大な期待を抱くことができない」と書かれています。

 

文部科学省の要求に対して、いろいろ研究して、その研究結果をふまえて予算を組む必要があります。って内容でした。

 

財務省ホームページ/教職員数と学力の関係

 

 

まだまだ、日本では教育について、どのように税金を投じ、政策を練っていく必要があるかということについては、発展途上なのだな。

 

というのが正直な感想です。

 

 

「学力の経済学」は、素朴な親の疑問に科学的根拠を用いて的確に回答してくれる本であると同時に、現在の日本の教育政策について、疑問を呈しています。

 

様々な角度から、教育について考えることができる、面白い一冊だと思いました。

 

 

そしてわたしはやっぱり、まだ経済学は苦手感が否めないです^^;

 

 

数字に強くなれるよう、これからも日々精進するぞ~!!

では~!!

 

前の記事を読む:学力の経済学【前編】